iPhoneの故障保証に入るのと入らないのはどちらがお得?

iPhone8修理

docomoでiPhoneを購入・機種変更する場合には、故障時の補償として勧められるのが下記の2つです。

ケータイ補償サービス for iPhone & iPad
AppleCare+ for iPhone

いざiPhoneが壊れた時に備えるという保険のような話ですね。
実際には、ドコモで買ったアイフォーンを、アップルストアに持っていって加入する、通常のAppleCareと、合計3種類ありますので、それぞれの違いも踏まえて、どれが良いのか解説してみたいと思います。


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まず、AppleCareからです。

目次

AppleCare

通常のAppleCareは、アップルストアで購入していなくても、保証対象となるiPhoneの購入日から30日間以内にアップルストアにて直接手続きすると加入できる修理保証サービスです。
保証内容は下記でご紹介するAppleCare+ for iPhoneと同じなのですが、加入時の支払いは一括払いとなります。

iPhoneXS、iPhoneXS-Max、iPhoneXの場合、2年間で22800円(税別)の加入料が必要です。
オンライン上からでも一括購入は可能です。

AppleCare+ for iPhone

上記のAppleCareは、ドコモショップでは申し込みができなくて、アップルの店舗やAppleon-lineにて直接申込む必要があります。
その反面、ドコモショップなど、ドコモでiPhoneを購入する際に契約できるのが、このAppleCare+ for iPhoneになります。
料金はiPhoneXSだと税抜950円の24ヶ月払いで、合計だと2年間で22800円(税別)となりますので、まぁ、Appleに直接申し込みするのと同額になっています。
まぁ、要するに上記のAppleCareでの一括払い料金を毎月の分割にて支払うという感じになります。

サービス内容としては、従来の1年保証が、2年間に延長されて、修理保証とテクニカルサポートを受けられるというものになります。

自然故障だけでなく、落として壊したなどの過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、画面の損傷は1回につき3400円(税別)で修理を受けられます。
そのほかの損傷は1回につき11800円(税別)でして、2年間の間に最大2回まで受けられます。
通常の修理とは異なり、エクスプレス交換サービスと言う特急サービスが無料となります。
全損の場合には、概ね「新品」との交換となります。

修理の受付はドコモにはならず、アップルストアやリペアセンターへの発送が必要となります。
そのため、郵送での修理依頼(往復の送料無料)もインターネット上から手続き可能です。
ただし、欠点として、修理期間中の貸し出し機種は無いとお考え下さい。
また、紛失した際の保証は受けられません。
さらに「イヤホン」や「充電ケーブル」といった付属品は保証外です。(1年保証はあります。)

簡単な話、2年間で22800円支払いして、水没したりして故障した際にはプラス11800円、合計34600円(税別)で持ち込み修理可能と言う内容ですね。

また、加入している2年以内に、バッテリーの蓄電容量が80%未満に劣化した場合には、バッテリー無償交換を受けられます。
ただ、2年以内にバッテリーがヘタるような使い方は、よっぽど酷使するような状況でないとなかなか考えられません。
2年経過後や、通常は8800円(税別)の電池交換料金が必要です。

ドコモのケータイ補償サービス for iPhone & iPad

ケータイ補償サービス for iPhone & iPadはドコモが独自にサービスしている内容でして、iPhoneXSとiPhoneXS-MAX、iPhone-XRは月額750円(税別)です。
※まだ執筆時点では発売前のため月額料金は推測値です。
補償内容は、ドコモの通常スマホやガラケーなどと同等で、修理の受付はドコモショップとなります。
AppleCare+では水濡れや破損だけの修理対応ですが、ドコモの場合には、紛失などのトラブルも補償されるのが特徴です。
ただし、この補償を受ける場合には、11000円(税別)が必要で、1年間に2回までの制限もあります。

水濡れ・全損・紛失・盗難・破損・故障・ご購入から1年を超えた自然故障をこのケータイ補償サービスを契約している期間は、2年を越えてもずっと保証されます。
ただし、交換となる場合には、リフレッシュ品となりますので、アップルケアのように全損の場合、新品にはなりません。

iPhoneの購入時に入らなくても、購入日を含めて14日以内でしたら、補償対象とされるiPhoneからドコモ・インフォメーションセンターへ申込み可能です。

最初の月は無料で、次の月から月額料金が加算されます。
ただし、iPhone5cの時には月額500円だったのですが、機種金額が高いiPhone6からは750円と33%も高くなっています。

もし、2年利用して故障したとしてapplecareと比較しますと、ドコモのケータイ補償だと、2年間で約17250円支払いで、11000円の故障時料金が掛かりますので、合計28250円(税別)の負担となります。
もし、4年間加入していたら、毎月の支払いだけで、36000円にもなります。
昔は2年間故障時のサービスを受けなかったら、3000ポイント支給と言うのがありましたが、今はありません。
ただし、故障時の11000円支払いは、ドコモポイント(dポイント)も使えますので、その分はお安くなります。

金額的にはアップルケアとそん色ないのですが、iPhoneを湖や川に落として失くしたような紛失時にはドコモの方だけ保証されると言う事です。

ソフトバンクのあんしん保証バック

softbankは、2017年10月2日より、iPhone 向けの新サービス「あんしん保証パック with AppleCare Services」にて、これまで修理はApple または Apple正規サービスプロバイダだったものを、ソフトバンクの店舗でも「取次ぎ」するサービスを順次拡大します。
月額830円で「AppleCare+ for iPhone」と同じサービス内容となりますが、修理を受けた金額負担と同額の期間固定Tポイントを付与されるのが、ドコモなどと異なります。
新規受付のみですので、すでに他の「あんしん保証パック(i)プラス」などに入っている場合には適用されません。

メーカー1年保証

なお、世界的企業のApple社ですので、iPhoneの場合は、そもそも「1年保証」と言うメーカー保証があります。
購入してから1年以内は、ドコモでそのアイフォーンを買っていても、メーカーであるアップルの基本保証を受けられます。

小生の場合、ドコモで購入したiPhone5cの際に、約3ヶ月で音量ボタンが反応しなくなると言う故障では、Apple正規サービスプロバイダに持ち込んで、その場で新品交換となりました。
1年保証内ですので、修理・交換費用は無料で、新品となりました。
このように、まず1年間はメーカー保証があることを忘れないでください。

なお、アップル社によるiPhoneの保証対象外修理サービス料金、要するにアップルケアなどに入っていない場合での通常修理料金(税別)は下記のとおりです。

iPhoneXS-Max-67800円
iPhoneXS—–62400円
iPhoneX——62400円
iPhone8Plus–45400円
iPhone8——39800円
iPhone7Plus–39800円
iPhone7——37400円
iPhone6s—–33800円
iPhone6Plus–37800円
iPhone6——33800円
iPhoneSE、iPhone5s、iPhone5c、iPhone5–30400円
iPhone4s—–22800円

アップルが交換が必要と判断すると、新品または新品同様の同製品と交換となります。

画面が割れた場合の修理は通常では下記のとおりです。
iPhoneXS-Max 37400円
iPhoneXS 31800円
iPhoneX 31800円

バッテリー交換は何も入ってなくても7800円・8800円(税別)です。

アップルケアに入っていると2年間は上記が11800円、画面割れは3400円に割引、バッテリー交換は7800円になるという事ですが「2年間」だけです。

と考えますと、もし、2年以上、iPhoneを使用するつもりであれば、ドコモのケータイ補償を利用していたほうが得策かな?と言う判断になってくるかと存じます。

しかし、皆様のスマートフォン、これまで大きく故障して修理に出したようなご経験はありますか?

そもそも延長保証は不要なのでは?

私の自論としては、2年間のアップルケアや、ドコモの延長補償は「いらない」と考えています。

別に故障しなくても、2年間で14800円も、壊れるかどうか分からないのにお金を保険のようにかけていることになります。

そもそも、故障する原因があるとしたら、落下させてしまった、投げてしまった、ぶつけた、画面を割ったなど、人為的なもの、使い方でして、そのように故障させたことが何回もある方は、ドコモのケータイ補償サービスに入っていると良いでしょう。

しかし、そんな乱暴に使わないワタクシは、今まで、20年携帯電話やスマホ使ってきましたが、ケータイ補償サービスを受けたことは一度もありません。
金額にしたら、恐らく10万円くらいは無駄に支払っていたと思います。

仮に2年目に故障したとして、補償サービスを受けたとしても、28000円~35000円くらいは掛かる計算でして、しかも、すぐには修理もされずに帰ってこない可能性があると考えますと、そんなように運悪く故障したり、紛失したりした場合には、最新機種の新品に交換した方が良いのではと考えています。
結局は、いつか機種変更する訳ですしね・・・。
もし、その時にお金がない時は、中古でも良いのではないでしょうか?
中古でしたら3万円程度あれば、良品も買えるでしょう?

部品や製造時の問題などで自然に故障した場合には、1年間はアップルの基本保証を受けられるわけですし、そうなりますと、あとは使い方の問題だと思います。
iPhoneXSなどでしたら防水防塵なので水没して故障するリスクも少ない訳です。


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そのため、私は、保証サービスには入りませんが、その代わり、液晶画面の保護シート、また、スマホ本体の衝撃に対応しているケースなどにはお金を掛けています。
そして、故障なく傷もつけずに使い続ければ、機種交換の際にも、下取りや・買取で高く売れる訳です。
そのほうが、得だと思いませんか?

最悪、iPhoneが故障して修理したい場合には、アップル社だけではなく「民間」の修理業者があります。
iPhoneの部品は世界共通で流通しているため、Amazonなどで購入して、極端な話、自分で修理することも可能です。(大変ですが・・)
このようにiPhoneやiPadの場合、街の中に修理屋さんがあり、バッテリー交換くらいでしたら、3000円~8000円程度で可能です。
もちろん、宅急便で端末を送って修理してもらう方法もあります。

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ただし、アップルの見解としては、民間で修理してもらった段階で正規保証は受けられなくなりますので、その点は理解して置く必要があります。

中華スマホの場合には、なにかと故障は心配ですが、このように民間で修理すれば安く済みます。
そもそも、日本のメーカーやアップル社はしっかりしていますので、故障は少ないですし、その点は信頼できるのではないでしょうか?

ちなみに、私の場合には、水没での故障や、盗難被害が発生した際に備えて、保険会社の商品である「携行品保険」に入っています。
下記のセゾンにある「お買物安心プラン・充実コース【Y】」に入っています。

携行品保険・お買物安心プラン充実コース【Y】

新品でない限り全額補償は難しいですが、携行品保険に入っていますと、万が一の際に、ある程度の金額が保険金として支払われます。
なお、通常の携行品保険は、スマホなどの電子機器は対象外の事が多いのですが、このセゾンの「お買い物安心プラン充実コースY」は違います。
なんと、スマートフォンが故障した際にも保険金が降りるのです。
修理費用か、新品購入のどちらが安いか?、その安いほうの金額をベースに保険金が出ると言う感じです。
タブレット、カメラ、バック、メガネ、ネックレス、時計、靴が故障・破損した場合も対象です。
例えば、外出先で盗まれた場合の盗難でも、きちんと警察に被害届を出して、状況に問題なければ、保険で補えます。
そして、盗難の場合には、現金・新幹線キップも3万円を限度に支払われます。
ただし「紛失」は、失くしたことが証明できませんので、対象外です。
しかし、月額300円の掛け金ですので、悪くありません。
この紛失が、ドコモなどの携帯電話会社が行っている補償プランと大きな違いですが、私の場合、出張が多いため、万が一、盗難や破損した場合には、この保険にお世話になるだろうと言う公算となっています。

iPhoneはアップルは作っていない?

余談ですが、アイフォーンの部品にはもちろん日本製(日本のメーカー)もたくさん使われています。
アップルサプライヤーとしては世界に269社中あり、台湾企業71社、アメリカ企業60社、日本企業は55社となっています。
そして、Apple社は、iPhoneの自社工場は持っていません。
※iMacの組み立てラインは自社工場としてアイルランドにあります。
どういうことかと申しますと、製品の設計・開発はアップルが行いますが、そられの部品は、日本のソニー・シャープ・東芝・富士通・日立など、また韓国サムスン・LG、そして台湾企業・中国の企業など、世界の部品メーカーが生産しているものを使っています。
例えば、iPhoneカメラの手ぶれ補正機能部品は、日本のアルプス電気とミツミ電機で、バッテリーはSONY。
4.7型と5.5型の液晶パネルは日本のジャパンディスプレイですが、iPhoneXからの有機ELはサムスン。
iPhone用のLEDバックライトモジュールも日本のミネベアミツミですが、もちろん、そられの日本メーカーも工場を中国に持っていたりするので、本体の組み立ては中国だと何かと便利なのです。
しかし、アップルが中国に工場を持っている訳でなく、それらの部品をの台湾・鴻海精密工業(こうかい)(通称:フォックスコン、Foxconn)の中国工場、クアンタ社などの工場に依頼して組み立てています。
もちろん、1社に依存しますと何かあった時にリスクがあるため、数社で生産してもらっています。
ただ、トランプ大統領より要請を受けて、今後は、アメリカで生産することも検討していると言いますが、アメリカでは大量の従業員を一気に雇用するのが、中国より難しいようです。
その点、中国はもはや人件費が安いとは言えませんが、大量の雇用がまだ可能ですが、鴻海はアメリカに工場を作ると発表もしています。
注目すべき点は、OSこそアップルが作っていますが、機械はアップルが作ったとは言えないところです。
もちろん、工場ではアップルの担当者が目を光らせていますが、部品も組み立ても「他社」が行っているところです。
日本のメーカーも部品生産だけでなく、このように「製品」としてiPhoneのようなヒット商品を生み出すと言う発想を実現できれば良いですね。

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