昨年に法律改正されてから、ようやく、docomoの光割引(ドコモ光割)が2015年3月よりスタートしました。
果たして、転用すると本当にお得なのか?
検証をしてみました。
目次
ドコモのスマホ2人使用+フレッツ光戸建ての場合
我が家を試算ケースとして申し訳ありませんが、我が家では実質スマホとしてデータ通信も使っているのはそのうち2名ですので、2名での利用ケースとして検証してみる事と致しました。
現状と致しましては下記の通りです。
ドコモ光割とすることで料金が変わる部分のみ抽出しています。
税別料金でする
フレッツ光-(東日本)-戸建て=5200円
にねん割=▲700円
プロバイダ(ASAHI-NET)=780円
光データSパック=3500円
光データSパック=3500円(2人とも)
合計12280円
ドコモ光の料金プラン
下記がドコモ光の料金プランですが、まずプロバイダ料金込価格が「タイプA」と「タイプB」と分かれてしまいました。
これは、一部のプロバイダが安いプロバイダ料金に難色を示したため、こりような2つのタイプができてしまったのだと存じますが、そもそも2タイプある時点で、もうわかりにくくなってしまっています。
※各画像はクリックすると拡大します。
現状の「光データSパック」のままで、光回線を「ドコモ光」に移行させた場合、
ドコモ光タイプB=5400円
セット割=▲500円
光データSパック=3500円
光データSパック=3500円(2人とも)
合計11900円
すなわち、現状のデータパックプランのままドコモ光割の申込みを行うと、毎月▲380円となります。
少しは安くなりますが、あまりお得感はありません。
更に、ドコモの「ずっとドコモ割」などの適用も加味すると、本当にわかりにくくなります。
よって、やはり3名以上で、ドコモの光シェアパック10を現在使用している場合は、セット割が月▲1200円となりますので、その3名でシェアパック10だと、▲1080円になる計算ですので、それなりのお得感は出てくるものと存じます。
しかし、実際には、フレッツ光のポイントが毎月300円相当分もらえるので、それをフレッツ料金支払いに充てたとすると、転用することでのお得感は更に300円分薄れてしまいます。
とにかく「ずっと割」だとか「ポイント」もあるので、比較検討するのが難しいです。
フレッツ光の卸売による新料金
今回のドコモ割を契機に、NTTはフレッツ光回線を卸売開始しました。
その関係で、プロバイダも独自の新料金プランを掲げてきています。
私が加入しているASAHI-NET(アサヒネット)でも「ASAHI-NET光」が新発売され、単なる手続きだけで工事などなく、転用できるようになりました。
その新料金プランと比較しますと、現在のプロバイダ込の光通信料金5280円が安くなる計算です。
このアサヒネットのプランも「スタートキャンペーン割引」や「かんしゃ割」もあって、一概に比較するのが難しいのですが、私の場合は最初2年間は、現状より月▲900円、3年目からは▲400円と、ドコモ光に今転用するよりは、プロバイダ独自の新料金プランの方が「お安い」と言う結果となっています。
でも、前述したとおり、フレッツ光の毎月ポイントが300円相当分がもらえなくなるのを考えると、こちらも3年目以降のお得感はあまりありません。
すなわち「フレッツ」じたいが高額なので、基本料金じたいが下がらない事には、お得感を得られないと言う事だと思います。
その他の問題
なお、私はもう10年以上前にフレッツを開通させている関係で、フレッツ光が「Bフレッツ」(Bフレッツ・ニューファミリータイプ)なんですね。
これが曲者でして、そのままではプロバイダの新料金プランに転用できない事もわかりました。
マンションタイプはすべて新しいフレッツ 光ネクスト マンションタイプに移行が完了したとの事ですが、戸建て向けはまだ古い「Bフレッツ」でして、これを「フレッツ光 ネクスト」に変更すると「工事費」が高いんです。
NTT西日本エリアでは工事費無料キャンペーンも実施されているのですが、東日本は割引だけでして、工事費が掛かるため、工事費の元手を取るだけでも大変です。
また、我が家特有の問題なのですが、電話回線の名義は「父親」になっています。
しかし、ドコモを使用している名義は「私」で、親はドコモは現在使っていません。
この場合、ドコモ光への転用は、フレッツ光を使用している名義(固定電話回線の名義)と、ドコモ利用者の名義が「同じ」でないと転用できないと言う事でしてね・・。
私の場合は、しばらく様子見
色々と記載して参りましたが、正直、ドコモのフレッツとの抱き合わせ割引にはずっと期待してきました。
しかし、ふたを開けてみたら、そんなにお得感がないと言う現実に、非常に残念に思っています。
当初、ドコモがセット割をする事に猛反対していたAUさん辺りが、鳴りを潜めたのが良く分かる次第です。
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