さくらVPS CGIの実行設定方法

 さくらVPS デフォルトだとCGIの実行が許可されていないようなので、CGIが使えるように実行設定する方法です。
 CGIが起動しない場合などに、ご参考になさって頂ければ幸いです。

 Apacheの設定ファイルを編集します。
 ルート権限 ( su – )で入ってください。

[text]
 vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
[/text]

 「ExecCGI」を追加して、CGIを許可します。
[text]
 Options Indexes FollowSymLinks
 ↓
 Options Indexes ExecCGI FollowSymLinks
[/text]

 デフォルトでは.htaccess が使えないようになっているので、有効化します。
 ただし、.htaccess を外部より書き換えられてしまうと、動作に影響が出ますので、.htaccess ファイルをサーバーに上げた際には、パーミッション設定を404にするなど、書込みできないようにセキュリティーを高めてあげてください。
 .htaccessファイルを使用しない場合は、変更なしの方が良いです。
[text]
 AllowOverride None
 ↓
 AllowOverride All
[/text]

 端末からのアクセス時に何らかの原因でエラーが発生した場合、エラーメッセージのフッタにApacheのバージョン情報が表示されますが、不要なバージョン情報を与える事は、攻撃対象となる可能性がある為、セキュリティー対策を行います。
[text]
 ServerSignature On
 ↓
 ServerSignature Off
[/text]

 WordPressなど、文字コードがUFT-8だけのサイト運用であれば良いのですが、CGIを使ったり、通常のhtmlページをアップする場合などには、基本の文字コードがUFT-8指定だと、文字化けの要因となります。
 その為、UTF-8 を最初から指定しないように設定しておきます。コンピューター上の日本語環境は、本当に不便ですね。
 該当部分の先頭に # を追加して、その行を無効扱いにしておきます。
[text]
 AddDefaultCharset UTF-8
 ↓
 # AddDefaultCharset UTF-8
[/text]

 CGI実行を有効化しているので、CGIスクリプトに関連付けるファイルも有効化し、cgiだけでなく .pl も追加しておきます。
[text]
 #AddHandler cgi-script .cgi
 ↓
 AddHandler cgi-script .cgi .pl
[/text]

 Iconsディレクトリに対してファイル一覧表示させる必要は無い為、「Indexes」を削除します。
[text]
Options Indexes MultiViews FollowSymLinks
 ↓
Options MultiViews FollowSymLinks
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
[/text]

編集内容を上書き保存したあとに、下記のコマンドで異常がないか確認します。
[text][/text]
service httpd configtest
[/text]
 テストして Synrax OK と出ればOK。

 ついでに、 Apache導入時に入っているテストページは不要なので削除しておきましょうかね。
[text]
 rm -f /etc/httpd/conf.d/welcome.conf
 rm -f /var/www/error/noindex.html
[/text]

 Apacheを再起動します。
[text]
service httpd restart
[/text]
 OK
 OK
 と、OKが2個出たら、OK。

 さくらVPSのデフォルトでは、コアモジュール一式が入っていないようなので、インストールしておきます。
[text]
 yum install perl-core
[/text]

 以上、設定お疲れ様でした。


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